きたきた捕物帖

十六歳の北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。やがて自前の文庫を作り、売ることができる日を夢見て。ちょっと気弱で、岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんなど、周りの人に助けられながら、事件や不思議なできごとを解き明かしていく物語。宮部ワールドの要となる新シリーズ、待望の文庫化。

宮部みゆき著 PHP研究所 968円(税込)

悪の包囲 ラストライン5

岩倉の犯罪に対する異様な記憶力を研究材料にすべく執拗につきまとっていたサイバー犯罪対策課の福沢が殺された。事件の直前に衆人環視の中で福沢と小競り合いを演じた岩倉は、容疑者扱いされ捜査本部から外される。身の潔白を証明すべく独自に捜査する岩倉。やがて事件の背後に謎の武器密売組織METOの存在が浮かび上がる。

堂場瞬一著 文藝春秋 880円(税込)

珈琲店タレーランの事件簿 7

全国高校ビブリオバトルの決勝大会にて、プレゼンの順番決めの抽選でトラブルが発生。くじに細工をしたのはいったい誰か。話を聞いていたバリスタの口から、思わぬ真実が告げられる(「ビブリオバトルの波乱」)。ほか、ハワイ旅行をめぐるオカルト譚「ハネムーンの悲劇」、幼少期の何気ない思い出に隠された秘密が暴かれる「ママとかくれんぼ」など、ショート・ショートも含む全7話を収録。

岡崎琢磨著 宝島社 730円(税込)

こんなに美しい月の夜を君は知らない

プロデューサー・秋元康、初めての自選歌詞集。坂道グループの楽曲より、46作をセレクト。
 君の名は希望
 シンクロニシティ
 不協和音
 語るなら未来を…
 永遠の白線
 制服のマネキン
 二人セゾン
 猫の名前
 期待していない自分
 日常〔ほか〕

秋元康著 幻冬舎 1,540円(税込)

黒牢城

信長に叛逆した荒木村重と囚われの黒田官兵衛。謎解きと劇的人間ドラマ。本能寺の変より約三年前。信長に叛逆し籠城した荒木村重は城内で発生する怪事件に悩まされる。人質の不審死、旅僧の殺害、裏切り者の影――。村重は幽閉した織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう命じるが――。

第12回 山田風太郎賞受賞
第166回 直木賞受賞

米澤穂信著 KADOKAWA 1,760円(税込)

近世玉野の歴史と文化

岡山県玉野地域の産業、文化、信仰を探求した最新研究書

岡山県玉野市生まれの著者北村章の長年の研究成果を集結した1冊。
 税込3,630円
ご注文はお電話・FAXどちらでも受付中です。
 電話 0863-51-1508
 FAX 0863-51-2770

北村章著 吉備人出版 3,630円(税込)

北村 章(きたむら・あきら)
1953年岡山県玉野市生まれ。県立玉野高校、岡山大学法文学部史学科(日本史専攻)を卒業し、岡山県公立高校の教員に。定年退職後は岡山県立記録資料館非常勤嘱託、玉野市文化財保護委員を経て、玉野市文化財保護委員長。主な編著書は『備前児島と常山城ー戦国両雄の狭間でー』(山陽新聞社1994)、『備前国八浜八幡宮関係史料集』(山田快進堂出版部2013)。主な共著書や論文は、『岡山県史 近世Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ』(1985・1987・1989)、『岡山県の地名』(平凡社1988)、『目で見る岡山・玉野の一〇〇年』(郷土出版社2001)、『鏡野町史 史料編』(2008)・『鏡野町史 通史編』(2009)、『玉野人物風土記』(玉野ロータリークラブ2015)、『岡山県明治前期資料』一~三(岡山県立記録資料館2015~7)。

【キングダム】全巻揃っています!

キングダム既刊64巻全て揃っています。

キングダム 集英社 原泰久
第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品
古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、「中華統一」を目指す後の始皇帝・第31代秦王・嬴政と、その元で「天下の大将軍」を目指す主人公・信の活躍を中心に描く。

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あきない世傳 金と銀12 出帆篇

浅草田原町に「五鈴屋江戸本店」を開いて十年。藍染め浴衣地でその名を江戸中に知られる五鈴屋ではあるが、再び呉服も扱えるようになりたい、というのが主従の願いであった。仲間の協力を得て道筋が見えてきたものの、決して容易くはない。因縁の相手、幕府、そして思いがけない現象。しかし、帆を上げて大海を目指す、という固い決心のもと、幸と奉公人、そして仲間たちは、知恵を絞って様々な困難を乗り越えて行く。源流から始まった商いの流れに乗り、いよいよ出帆の刻を迎えるシリーズ第十二弾!!

髙田郁著 角川春樹事務所 704円(税込)

奇跡

男は世界的な写真家、女は梨園の妻―生前、桂一は博子に何度も言ったという。「僕たちは出会ってしまったんだ」出会ってしまったが、博子は梨園の妻で、母親だった。「不倫」という言葉を寄せつけないほど正しく高潔な二人―。これはまさしく「奇跡」なのである。私は、博子から託された“奇跡の物語”をこれから綴っていこうと思う。一生に一度、林真理子が描かずにはいられなかった愛の“奇跡の物語”。

林真理子著 講談社 1,760円(税込)