ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2

中学生の「ぼく」の日常は、今も世界の縮図のよう。授業でのスタートアップ実習、ノンバイナリーの教員たち、音楽部でのポリコレ騒動、ずっと助け合ってきた隣人との別れ、そして母の国での祖父母との旅――“事件”続きの暮らしの中で、少年は大人へのらせん階段を昇っていく。80万人が読んだ「親子の成長物語」、ついに完結。

ブレイディみかこ著 新潮社 1,430円(税込)

久遠の檻 -天久鷹央の事件カルテ-

かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。十五年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。だが、検査をしようとした矢先、父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう…。ミイラ化した遺体。自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実とは?現役医師が描く医療ミステリー!

知念実希人著 新潮社 781円(税込)

夏の騎士

小学六年生の夏。ぼくと健太、陽介は、勉強も運動もできない落ちこぼれ。だが『アーサー王の物語』に感動したぼくの発案で、三人で「騎士団」を結成。クラスメイトにからかわれながらも、憧れの美少女、有村由布子をレディとして忠誠を誓う。彼女を守るため、隣町で起きた女子小学生殺害事件の犯人探しを始めたが――。あの頃のみずみずしい思いが蘇る、ひと夏の冒険を描いた最高の少年小説。

百田尚樹著 新潮社 649円(税込)

もういちど

わ、若だんなの御身に、かつてない事件が!? 不思議な十ヶ月間の幕開けだ! 酔っ払った龍神たちが、隅田川の水をかき回して、長崎屋の舟をひっくり返したってぇ! 水に落ちた若だんなは200年ぶりの天の星の代替わりに巻き込まれて……。「しゃばけ」シリーズ第20弾!!

畠中恵著 新潮社 1,540円(税込)

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだ―。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

ブレイディみかこ著 新潮社 693円(税込)

てんげんつう

若だんなの前に「天眼通」を名乗る男が現れた。過去に未来、人の心まで見通せる能力のせいで嫌われる、と助けを求めてきたのだが。一方、仁吉に惚れた天狗の姫が、無謀にも祖母のおぎんに勝負を挑み、許嫁の於りんの実家、中屋には次々と災難がふりかかる。気が気でない若だんなは、なんと場久の手を借り夢に潜入!?仲間の為、許嫁の為、危険に飛び込む一太郎の決意が光る、急展開の第18弾。

畠中恵著 新潮社 693円(税込)

ぼくのお父さん

絵本作家の「お父さん」は、ふつうじゃなくて、ふしぎで少し恥ずかしい。『大家さんと僕』の著者が実の父を描く、ほのぼの家族漫画。

矢部太郎著 新潮社 1,265円(税込)

どうしても頑張れない人たち

「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。

宮口幸治著 新潮社 792円(税込)

小説8050

「父さんと死のう」 息子が部屋から出なくなって七年。このままでは、家族が崩壊する―。「引きこもり100万人時代」に生きるすべての日本人に捧ぐ。絶望と再生の物語。

林 真理子著 新潮社 1,980円(税込)

スマホ脳

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。

アンデシュ・ハンセン著/久山葉子訳 新潮社 1,078円(税込)