8番出口

全世界で社会現象になった無限ループゲームを二宮和也主演で実写映画化。 映画公開を前に、監督自ら書き下ろした小説『8番出口』刊行! ゲームクリエイター、KOTAKE CREATE氏によって2023年に制作され、累計180万ダウンロードを記録した世界的大ヒットゲーム「8番出口」。本作をもとにした小説と映画を、この夏、相次いで刊行、公開することとなりました。

川村元気著 水鈴社 977円(税込)

スワイプ厳禁

このスマホを絶対に見てはいけない――。 文庫より小さい「スマホ本」でまったく新しい恐怖体験! 大学生の一色和馬は「就職に有利になる」と聞いて「やばいバイト」に手を出す。 これで稼げれば彼女との同棲もうまくいく…… そんな気軽さで始めたバイトだったが、あれ、どういうことだ?  自分のスマホに、不可解な「何か」が起きている。 黒い服の女は誰?  体中に目がある怪物? 都市伝説「ドウメキの街」ってなんだ!? えっ、あれ、死体が!?    医療ミステリーのヒットメーカーによるモキュメンタリー・ホラー『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』(9月18発売)と対をなす、まったく新しい恐怖体験!  文庫サイズより小さい「スマホ本」ホラー!

知念実希人著 双葉社 499円(税込)

マスカレード・ライフ

ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が会場に現れる!?警視庁を辞め、コルテシア東京の保安課長となった新田浩介が、お客様の安全確保を第一に、新たな活躍をみせる最新作。シリーズ絶好調、累計550万部突破!

東野圭吾著 集英社 2,200円(税込)

書店怪談

「お客さんに言われたんですよ。盛り塩した方がいいよ。ここ、なんかいるからって」―作家・岡崎隼人が書店員から聞いた奇妙な話。新作が書けず焦りを感じていた岡崎は、これを機に書店を舞台にしたホラー小説の執筆を開始。取材のため、全国の書店員から体験談を募集すると、沢山のメールが届いた。多くは気のせいだと思えるものだったが、とある共通点があることに気づく。これは単なる偶然か、それとも触れてはならない領域に踏み込んだ証なのか。没入型書店ホラー。

岡崎隼人著 講談社 1,925円(税込)

No.6 再会 #2

旧市内で同時多発爆発が起こり、大混乱するNO.6。
「アリの巣」を破壊しようとする黒幕は誰なのか? 誰もが安心して暮らせる場所をつくろうとしている紫苑は「真実」を知ろうと奔走する。
そんな中、ネズミは紫苑の母である火藍に、ある提案をしにいく。それは火藍にとってもネズミにとっても辛い言葉になる。
ネズミが抱える「償いようのない罪」が明かされる2巻。

あさのあつこ著 講談社 2,019円(税込)

近畿地方のある場所について

背筋と名乗るライターの主人公は友人であり編集者である小沢と一緒にオカルト雑誌を作っていた。そして幾つかの不気味な怪談に近畿地方のある場所がかかわっているのではないかという仮説を立てた二人は調査、考察を進めていく。しかし、ある日小沢は現地へ行くと言い残して失踪してしまうのだった。背筋は行方不明になった小沢の目撃情報を募るため、雑誌記事を中心に様々な媒体・メディアから引用抜粋した――少女失踪事件に関する週刊誌報道、ネットの匿名掲示板に投稿された怖い話、おかしな読者からの手紙等を『近畿地方のある場所について』というタイトルでまとめ、WEB上で情報提供を呼びかけていく。だが、これらの怪談と近畿地方のある場所には恐ろしい事実が隠されていて――。

背筋著 KADOKAWA 1,430円(税込)

本でした

シリーズ累計40万部突破! むかしむかし、村はずれにたっている空き家に、いつからか、2人の男が住みつきました。2人の男はある日、小さな看板を出しました。バラバラになってしまった本や、やぶれてしまった本でも、特殊な技術で元に戻すというのです。それどころか、ほんの1ページでも、1行だけでもタイトルだけでも、ちょっとした手がかりさえあれば元の本の形に復元できる、というのです。村人たちが「本の復元依頼シート」をポストに投函すると本はどんどん復元されて--お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケからのあらゆる感情を詰め込んだ「創作」のバトン。

又吉直樹・ヨシタケシンスケ著 ポプラ社 1,760円(税込)

カフネ ☆2025年本屋大賞受賞作☆

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添っている。法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

阿部暁子著 講談社 1,870円(税込)

クロエとオオエ

横浜で三代続いた宝石(ジュエラー)商の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。宝石をのぞくと見える美しい別世界。これを表現できるのは彼女だけ。

有川ひろ著 講談社 2,200円(税込)

「遅読」のすすめ

コスパ・タイパの時代だからこそ「味わって読む」理由 今の時代、情報はとめどなく流れ、次から次へと新しいものが現れては消えていきます。そんな中で、あえて立ち止まり、ゆっくりと読むことをおすすめしたいのです。たとえば旅行に出かけたら、足早に観光名所を巡るのではなく、町の空気を吸い、風景を見つめ、記憶を自分の奥深くにまで探しに行くような方法があります。私は読書にも、同じような読み方があっていいと思うのです(「はじめに」より)。「本物の教養」は「時間をかけて本を読むこと」「何度も同じ本を読むこと」によって身につきます。読書の大家である齋藤先生が、遅読をすることの意義と効用、その技術を解説します。

齋藤孝著 SBクリエイティブ 1,045円(税込)