誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にも―。燃え落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。『白鳥とコウモリ』の世界再び―シリーズ最新作。

株式会社 山田快進堂
誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にも―。燃え落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。『白鳥とコウモリ』の世界再び―シリーズ最新作。
プロポーズされた翌日、恋人が盗撮で捕まった。直木賞受賞第一作。全国の書店から過去最大級の反響が殺到中の、著者新境地となる恋愛小説。
36年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。表紙&巻頭では漫画『【推しの子】』を特集。作品の完結を祝し、赤坂アカ氏にお話をうかがいました。更に、デビュー20周年を記念した辻村深月氏×湊かなえ氏道尾秀介氏×加藤隆生氏(SCRAP代表)の二大対談では、ミステリーの過去・今・未来についてたっぷり語っていただいています。ゲーム×ミステリーも特集。「かまいたちの夜」我孫子武丸氏、「Fate/Stay night」奈須きのこ氏のインタビュー、「逆転裁判」巧舟氏「ひぐらしのなく頃に」竜騎士07氏「ダンガンロンパ」小高和剛氏のコラムどでゲームとミステリーの歴史をひもときます。各業界人も注目する2024年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。
頬白(ほおじろ)高校に通う射守矢真兎(いもりや・まと)は勝負事に強い女子高生。文化祭の屋上使用権を賭けて、罠の仕掛けられた階段を上ったり(「地雷グリコ」)、かるた部の窮地を救うため、百人一首の札を用いる神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。風変わりなゲームに巻き込まれ続ける彼女の運命と勝負の行方は--? ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇!
あらゆる多様性を尊重し、犯罪者の人権も守ろう、何事も男女は平等に、子供は大切に育て、隣国とはつねに仲良く―そんな標語のような綺麗事を追求して、世の中は本当に良くなるのだろうか。むしろ、気づけばおかしな方向に進んでいやしないか。理想と現実の間に生まれる歪みを直視し、頭でっかちな正論を市井の常識から一刀両断する、ベストセラー作家による憂国の書。
アレキサンドリアでの日々が始まった。アウブになって念願の図書館もできたし、孤児院の改革とか神殿の整備とかまた頑張らなくっちゃ!今は責任も増えて忙しいけど、エーレンフェストにいた頃も大変だった。わたしの知らないところでフェルディナンド様も側近達も、他領の人達さえも歴史的な転変に翻弄されていたものね。遠くまで来たなぁ…。短編集第3弾!「第五部 女神の化身5~12」の特典SSほか、WEB掲載分など単行本に未収録の短編&中編を収録。本編のその後が描かれる書き下ろし「旅の終わりと新しい神殿」など、知られざる計21編の物語で「本好き世界」が広がっていく!各短編に香月美夜の解説入り!椎名優描き下ろし「四コマ漫画」も収録!
東京・新宿にある都立高校の定時制。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。読み書きに難を抱えて落ちこぼれた二十一歳の岳人。子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。中学を出てすぐ東京で集団就職した七十代の長嶺。「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、学会で発表することを目標に、「火星のクレーター」を再現する実験を始める--。『月まで三キロ』『八月の銀の雪』著者がおくる、今年一番熱い青春科学小説!
借財10万両から蓄財10万両へ―。わずか7年で財政を建て直した備中松山藩の改革。「財政再建の神様」と呼ばれ、藩の要職として、また儒学者として有為の人材を多く育てた山田方谷を筆頭に、時代の波に揉まれながら懸命に生きる人々を描く直木賞作家初の幕末群像劇。「山陽新聞」好評連載待望の書籍化。
数え切れない出逢いと別れを経験してきた作家が死の直前まで書き綴ったラストメッセージ。
小説を愛するすべての人に、この嘘を捧ぐ―。あの三月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって…逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め―。そしてその「人魚騒動」の裏では、五人の男女が「人生の節目」を迎えていた。銀座を訪れた五人を待ち受ける意外な運命とは。「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか…。