なぜ働いていると本が読めなくなるのか

「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。

三宅香帆著 集英社 1,100円(税込)

告白撃

三十歳を目前に婚約した千鶴は、自分への恋心を隠し続ける親友の響貴に告白させるため、秘密の計画を立てていた。願いはひとつ。彼が想いを引きずらず、前に進めるようになること。大人のやることとは到底思えないアイデアに呆れつつも、学生時代からの共通の友人・果凛が協力してくれることになったが、“告白大作戦”は予想外の展開を見せ―。ものわかりのいい私たちを揺さぶる、こじれまくった恋と友情!!大人げない大人たちの青春“再始動”小説!

住野よる著 KADOKAWA 1,650円(税込)

俺たちの箱根駅伝 上下

それは、ただのレースではない。2年連続で本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。4年生の主将・隼斗にとって、10月の予選会が最後の挑戦だ。故障を克服し、渾身の走りを見せる彼らに襲い掛かる、のは「箱根の魔物」。隼斗は、明誠学院は箱根路を走ることが出米るのか?絶対に負けられない戦い、始まる。

池井戸潤著 文芸春秋 1,980円(税込)
池井戸潤著 文芸春秋 1,980円(税込)

水車小屋のネネ

2024年 第4回 みんなのつぶやき文学賞受賞
2023年 第59回 谷崎潤一郎賞受賞

「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年・聡。水車小屋に現れた中学生・研司…人々が織りなす希望と再生の物語。

津村記久子著 毎日新聞出版 1,980円(税込)

バッタを倒すぜアフリカで

13年間、世界中を飛び回り、重ねてきたフィールドワークと実験は、バッタの大発生を防ぐ可能性を持っていた!現実を舞台にした異世界転生ストーリー、ついにリブート!新書大賞受賞、25万部突破の『バッタを倒しにアフリカへ』続編。

前野ウルド浩太郎著 光文社 1,650円(税込)

国民の違和感は9割正しい

政府やマスコミにあなたが抱くその「違和感」が身を守る!ニュースを見ていると、何だかモヤっと引っかかる。大富豪たちが大量に売り逃げる中、日本国民に新NISAで米国株?被災地が苦しんでるのに外国に1兆円?偽情報って誰が決めるの?『デジタル・ファシズム』『日本が売られる』など数々のベストセラーを生み出した国際ジャーナリストが、「お金・人事・歴史」の3つから、違和感の正体と身を守る秘策を明かす!

堤未果著 PHP研究所 990円(税込)

spring

「俺は世界を戦慄せしめているか?」少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。一人の天才を巡る四つのspring。構想10年、待望のダンサー小説!

恩田陸著 筑摩書房 1,980円(税込)

磯田道史と日本史を語ろう

日本史を語らせたら当代一! 磯田道史が、半藤一利、阿川佐和子、浅田次郎、養老孟司ほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くす。最新科学で探る日本人の起源から、歴史上のリーダーたちの品定め、弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、歴史好きなら参加したくなる歴史談義。目からウロコの連続です。

磯田道史著 文藝春秋 990円(税込)