天までのぼれ

女も住むこの国のことを、女抜きで決めないでほしい。男も女も、民衆には多くの権利がなかった100年以上前、高知で女性参政権を求めて申し立てをしたひとがいた。『きみはいい子』『世界の果てのこどもたち』の中脇初枝が描く、楠瀬喜多の生涯。

中脇初枝著 ポプラ社 2,420円(税込)

月とアマリリス

北九州の山中で発見された白骨化した遺体。あなたは誰?どんな人生を送ったの―。本屋大賞作家の新境地となるサスペンス巨編。

町田そのこ著 小学館 1,870円(税込)

遊園地ぐるぐるめ

とある町にある『遊園地ぐるぐるめ』。訪れた6人のお客さんと、そして―。日常をちょっと一休み。幸せと満足感に溢れた読書体験が、あなたをお待ちしております。『木曜日にはココアを』『人魚が逃げた』など、青山美智子さん作品の装丁を数多く手掛ける田中達也さんのアート作品。今回は「田中さんの作品を見て(各章の扉のアート)、青山さんが物語を執筆。その物語を読んで、田中さんがさらに作品を作成(各章の終わりのアート)」という、最後の1ページまでワクワクが詰まった一冊です。

青山美智子著 ポプラ社 1,870円(税込)

野火、奔る

評判の小間物問屋『遠野屋』の看板商品の原料・紅餅を積んだ船が消息を絶ち、遠野屋の奉公人にも不審な手が忍び寄る。遠野屋主の清之介は最大の窮地に、最も頼りたくない相手、北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎に頭を下げる。遠野屋の危機と、信次郎たちが追う殺しの線が繋がったとき、衝撃の真相が露わに―。一二一万部突破の人気シリーズ、待望の第十二弾!

あさのあつこ著 光文社 880円(税込)

鑑定人氏家京太郎

民間の科学捜査鑑定所で所長を務める氏家京太郎。彼のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人事件の鑑定依頼だった。女子大生三人が殺害され子宮を抜き取られるという猟奇的な事件だが、容疑者の那智は二人への殺人は認め、もう一人への犯行は否認している。那智が三人を殺害したとする検察の鑑定結果に違和感を抱く氏家は再鑑定を試みる。しかし、何者かの妨害が相次いで起きて―。驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!

中山七里著 双葉社 803円(税込)

その復讐、お預かりします

愛した男に騙され仕事を失った美菜代は、凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。しかし提示された依頼料は高額で、とても払えない。追い返されても諦めきれない美菜代は成海のもとで働かせて欲しいと頼み込み、押しかけ秘書となるが―。どうしようもない人生の不条理に直面する人々の悲喜交々を描いた、ユーモアと優しさ溢れる復讐劇が新装版となって登場!

原田ひ香著 双葉社 814円(税込)

迷うこころ お勝手のあん 11

一人前の料理人となり、日々仕事へ精進するおやす。紅屋ではとめ吉に料理を教えるために、代わって下働きをする女の子・おせいを新しく雇うこととなった。そんな折、高輪にある東禅寺のイギリスの公使館が襲われた。世情不安が大きくなる中、おやすの長屋を薩摩藩の川路正之進が訪ねてくる。それは夫を亡くしたおあつさんからおやすへの呼び出しであった。おやすは久方ぶりの再会に喜ぶが、もはや故郷に帰ることもできないおあつさんの立場に、胸がふさがれて…。不安な幕末の世を精一杯生きる人々を描く大好評シリーズ第十一弾!

柴田よしき著 角川春樹事務所 770円(税込)

猫の刻参り

江戸は三島屋の次男坊富次郎は、変わり百物語の二代目聞き手。飼い主の恨みを晴らす化け猫、悪党壊滅に挑む河童、懺悔を泣き叫ぶ山姥が登場する数奇な身の上話を聞き捨て、一話ごとに墨絵にしている。一方、兄・伊一郎の縁談を巡って、三島屋は大騒動に巻き込まれてしまう…。狂気に塗れた苦界を生き抜く女と、化生の者どもが織りなす怪奇譚。

宮部みゆき著 新潮社 2,530円(税込)