向田邦子ベスト・エッセイ

お人好しと意地悪、頑固と機転…人間の面白さを描いた名エッセイ。家族、食、旅など、テーマ別に50篇を精選。

向田邦子著 筑摩書房 990円(税込)

整える習慣

コロナ禍により、知らず知らずのうち心と体は大きなダメージを受けている。そこで大事になるのが、自律神経を整える毎日のちょっとした積み重ね。窮屈な服や靴を選ばない。鞄の中を整理する。ゆっくり話す。ミスはその場でメモ。次にする「一個」を決める。落ち込んだら階段を上り下り。一日一枚写真を撮る…今日からできる108の行動術。

小林弘幸著 日経BP日本経済新聞出版  880円(税込)

推し、燃ゆ

第164回芥川龍之介賞受賞作 逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し??

宇佐見りん著 河出書房新社 1,540円(税込)

心淋(うらさび)し川

2020年第164回直木賞受賞

不美人な妾ばかりを囲う六兵衛。その一人、先行きに不安を覚えていたりきは、六兵衛が持ち込んだ張形に、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな女の子の唄を耳にする。それは、かつて手酷く捨てた女が口にしていた珍しい唄だった。もしや己の子ではと声をかけるが―(「はじめましょ」)他、全六編。生きる喜びと哀しみが織りなす、渾身の時代小説

西條奈加著 集英社 1,760円(税込)

滅びの前のシャングリラ

 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。

 

凪良ゆう著   中央公論新社  1,705円(税込)

灯台からの響き

本の間から見つかった、亡き妻宛ての古いハガキ。 妻の知られざる過去を追い、男は灯台を巡る旅に出る。 人生の意味を知る傑作長編。   地方紙連載、待望の書籍化!

 

 

宮本 輝著   集英社    2,090円(税込)

半沢直樹 アルルカンと道化師

 東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。

池井戸潤著    講談社   1,760円(税込)

マスカレード・ナイト

大ヒットシリーズ第3弾! 若い女性を狙った不可解な殺人事件が発生。ホテル・コルテシア東京、最大の危機に、あの名コンビが挑む!

 

 

東野圭吾著   集英社   979円(税込)