初期三十三編に六つの書き下ろし短々編を加えた身近な物語!これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
西尾維新がおくる青春怪異譚<物語>シリーズ、初の短々編集!収録作「ひたぎブッフェ」「まよいルーム」「するがコート」「なでこプール」「つばさソング」ほか*2024年『<物語>シリーズ オフ&モンスターシーズン』アニメ化!
迷惑な終活
やり残したことにケリをつけるのが、本当の終活だ。
年金暮らしの原夫妻。妻の礼子はいわゆる終活に熱心だが、夫の英太は「生きているうちに死の準備はしない」という主義だ。そんな英太があるきっかけから終活をしようと思い立つ。それは家族や他人のためではなく、自分の人生にケリをつけること。彼は周囲にあきれられながらも高校時代の純愛の相手に会うため動き始める。やがて、この終活が思わぬ事態を引き起こし──。
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』に続く著者「高齢者小説」第5弾!
【児童書】川滝少年のスケッチブック
岡山県備前市生まれの作家小手毬るいさんの作品
おじいちゃんの絵日記で読む「戦争」と「昭和の生活」
実在のマンガ日記をめぐる物語です。
方舟
柊一は友人らとともに山奥の地下建築で夜を越すことに。だが、地震によって出入り口はふさがれ地下水が流入し始める。そして、その矢先に起こった殺人。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。―犯人以外の全員が、そう思った。本格ミステリー界に新風を吹き込んだ雄編。週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2022年12月8日号)国内部門、MRC大賞2022、1位。
バリ山行 ★芥川龍之介賞受賞作品
古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る気楽な活動をしていたが、職人気質で変人扱いされ孤立しているベテラン社員妻鹿に、危険で難易度の高い登山「バリ山行」に連れて行ってもらうと……。
爆弾
自称・スズキタゴサク。取調室に捕らわれた冴えない男が、突如「十時に爆発があります」と予言した。直後、秋葉原の廃ビルが爆発。爆破は三度、続くと言う。ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべき知能戦を挑む。炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。
風の中に立て 伊集院静のことば 大人の流儀名言集
作家・伊集院静が遺した珠玉の言葉。大和和紀(漫画家)、佐治信忠(サントリーHD会長)、大友康平(ミュージシャン)らの追悼エッセイを収録。
ある閉ざされた雪の山荘で
俳優志願の男女7名が演じた殺人劇の結末は豪雪に見舞われ孤立した山荘という設定で、早春の乗鞍高原のペンションに集まった俳優志願の若き男女7名。演技のはずの殺人劇の中で仲間が消え、恐怖の結末が!
続 窓ぎわのトットちゃん
一人ぼっちのトットを乗せて夜行列車は走りはじめた。国民的ベストセラー待望の続編!みんなが会いたかった「その後」のトットちゃん。
あなたが誰かを殺した
閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。 そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。--私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。