チンギス紀 十六 蒼氓

ホラズム国の皇子が大軍を率いてチンギス・カンとの一大決戦に臨む!カラ・クム砂漠の戦場からホラズム軍が離脱する。チンギス・カンは、スブタイとジェべ、バラ・チェルビの三人の将軍にその追討を命じた。ホラズム国の帝は西へと退却しながらも、モンゴル軍との戦を継続する。スブタイらは敵の誘いに乗ることを決断した。一方、ホラズム国の皇子ジャラールッディーンは、南の地で2万騎の指揮を任された。モンゴル国の将軍シギ・クトクがその討伐に向かう。皇子は原野に本営を置き、ジャムカの息子マルガーシもそこにいた。皇子が初めて大軍を率いてモンゴル軍との戦いに挑む。大国との戦いがついに最終局面をむかえる、好評第16巻。

チンギス紀 十三 陽炎

金国の完顔遠理は影徳隊を組織し、モンゴル国への抵抗を続ける。礼忠館のトーリオは、商いのため南へと向かう。その先には岳都があった。そして、チンギスがホラズム国に送った使節団に異変が。

北方謙三著 集英社 1,760円(税込)