このミステリーがすごい!2022年版

33年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。巻頭には、2021年最も注目された作家のひとりである加藤シゲアキさんへのインタビューを収録。ほかにも、・米澤穂信さん作家生活20周年記念インタビュー&陸秋槎さんとの特別対談・令和の館ミステリーの書き手(今村昌弘さん・岡崎琢磨さん・斜線堂有紀さん・知念実希人さん・方丈貴恵さん)が集う座談会・声優・斉藤壮馬さんと作家・青崎有吾さんの同世代対談・読書会「闇の自己啓発会」が選ぶ「闇のミステリー」選など、2021年のミステリーを振り返る企画が盛りだくさん。各業界人も注目する2021年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。

このライトノベルがすごい!2022

今、本当に面白いライトノベルはこれだ! ライトノベルの今を知るための決定版! 今年のカバーを描いていただくのは、昨年イラストレーターランキング2位のフライさん。さらに描き下ろしの綴じ込みポスターも付いてきます。もちろん、「文庫部門」と「単行本・ノベルズ部門」の通常の年間ランキングも実施。それぞれ1位になる作品は何なのか!? ほか、キャラクター・イラストレーターランキング、上位作家へのインタビューやジャンル別ガイドも必見。ライトノベルの“今”を切り取ります。

宝島社 770円(税込)

護られなかった者たちへ

号泣必至!佐藤健、阿部寛出演!10月1日映画公開予定の「骨太社会派ヒューマン・ミステリー」ついに文庫化です。誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。しかし事件の数日前に、一人の模範囚が出所しており、男は過去に起きたある出来事の関係者を追っているらしい。そして第二の被害者が発見され――。社会福祉と人々の正義が交差したときに、あなたの脳裏に浮かぶ人物は誰か。

中山七里著 宝島社 858円(税込)

元彼の遺言状

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが、件の遺言状が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され…。

新川帆立著 宝島社 750円(税込)

倒産続きの彼女

「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理課・近藤まりあの身辺調査を行うことになった。ブランド品に身を包み、身の丈に合わない生活をSNSに投稿している近藤は、会社の金を横領しているのではないか?しかしその手口とは?ところが調査を進めるなか、ゴーラム商会のリストラ勧告で使われてきた「首切り部屋」で、本当に死体を発見することになった彼女たちは、予想外の事件に巻き込まれて…。

新川帆立著 宝島社 1,540円(税込)

月曜日の抹茶カフェ

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。この縁は、きっと宝物になる―。人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。

青山美智子著 宝島社 1,500円(税込)

合唱 岬洋介の帰還

幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯”仙街不比等。彼の担当検事になった天生は刑法39条で無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意を立証しようと試みる。しかしその最中に意識を失ってしまい、目を覚ますと目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、殺害容疑で逮捕される天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する

中山七里著 宝島社 740円(税込)