ガリレオの苦悩

 

“悪魔の手”と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。そこには、連続殺人の犯行予告と、帝都大学准教授・湯川学を名指して挑発する文面が記されていた。湯川を標的とする犯人の狙いは何か?常識を超えた恐るべき殺人方法とは?邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第四弾。

 東野圭吾 著  文藝春秋  680円(込)

白銀ジャック

 東野圭吾著  実業の日本社 680円(込)

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。

ダイイング・アイ

 

雨村慎介は何者かに襲われ、頭に重傷を負う。犯人の人形職人は、慎介が交通事故で死なせた女性の夫だった。怪我の影響で記憶を失った慎介が事故について調べ始めると、周囲の人間たちは不穏な動きを見せ始める。誰が嘘をつき、誰を陥れようとしているのか。やがて慎介の前に妖しい魅力に満ちた謎の女が現れる。女の正体は、人形職人が甦らせた最愛の妻なのか?

東野圭吾著 光文社 700円(込)

プラチナデータ

  東野圭吾著 幻冬舎  1680円(込)

「全ての事件は、DNAが解決する――」 犯罪防止のため受刑者や国民のDNA情報の管理が可能となるDNA法案が国会で可決し、警察庁はDNA捜査システムを導入。警察庁特殊解析研究所主任・神楽龍平が操るこのDNA捜査システムは、現場の刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定。検挙率が飛躍的に上がる中、それを嘲笑うかのような連続殺人事件が発生。警視庁捜査一課の浅間は、神楽のもとへ訪れ、遺留品のDNA解析を依頼する。事件は、いつものように簡単に解決されるはずだったが――。

使命と魂のリミット

東野圭吾著 角川書店  740円

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は、意図的に死に至らしめられたのではという疑念を抱いていたからだ…。あの日、手術室で何があったのか?今日、何が起こるのか?大病院を前代未聞の危機が襲う。

このミステリーがすごい! 2010年版

このミス

 

 

 

 

 

 

 

     宝島社  500円(税込)

年末の風物詩、元祖ミステリー&エンターテインメントランキング!『このミス』は定価500円、ワンコインで極上のエンターテインメント情報をお届けします!「ハズレなし!」と、注目のランキングはもちろん、『このミス2009年版』1位作品『ゴールデンスランバー』の映画化記念として、堺雅人スペシャル・インタビューや、ミステリー好きの著名人によるおすすめミステリーなどを掲載。また、綾辻行人、伊坂幸太郎、岩井志麻子、佐々木譲、道尾秀介、湊かなえ他、50名以上の人気作家による、「私の新作」&「デビュー秘話」など、内容盛りだくさんです。ベストセラー作家・海堂尊、ドラマ「相棒」のスピンオフ小説でおなじみのハセベバクシンオー、若者に絶大な支持を受ける山下貴光、3名によ る、『このミス』でしか読めない短編ミステリーも特別掲載。