向日葵色のフリーウェイ 杉原爽香50歳の夏

杉原爽香は、恩師の河村布子から、布子の古い知人・小川久子の娘が起こした殺人事件について相談を受ける。どうも冤罪らしいのだ。真犯人を見つけ出すため調査に乗り出す爽香たち。だが、真実を隠蔽しようとする勢力が、さまざまな手段で爽香たちの行く手を阻む。冤罪事件の真相解明という、かつてない難題に五十歳の爽香が挑む。人気シリーズ第三十六弾!

赤川次郎著 光文社 726円(税込)

セピア色の回想録 杉原爽香〈49歳の春〉

大富豪・三田村朋哉は、孫娘の奈美に、遺産を渡したい人物として杉原爽香の名前を挙げる。以前、助けられたことがあるらしいが、爽香にはさっぱり覚えがない。一方、娘の珠実は中学一年に。放課後に担任・里谷美穂の手伝いをしたおり、コピー機に忘れられた書類に気付き、里谷に預ける。だがその夜、里谷から不可解な内容のメールが届き、彼女は襲われてしまう。

赤川次郎著 光文社 704円(税込)

狐色のマフラー

爽香は、勤務する“G興産”に密かに吸収合併の話があることを知る。それには社長・田端将夫の秘書で愛人と噂される朝倉有希が関わっており、何かと目障りな爽香を陥れようとしているらしい。一方、爽香の裸体画を目玉展示とする“リン・山崎展”が計画されている“NK美術館”は、幽霊騒動に揺れていた…。登場人物が読者と共に年齢を重ねる大人気シリーズ!

赤川次郎著 光文社 704円(税込)