独断と偏見

二宮和也による初めての〈新書〉。あえて文字だけの表現に挑戦。40代になった著者二宮が、これまで考えてきたこと、いま考えていること――。俳優やアーティストとしての表現のみならず、二宮和也が発信する独創的な言葉の力には定評があります。その最新の〈哲学〉を言語化すべく、10の四字熟語をテーマに計100の問いと向きあいました。ビジネス論から人づきあいの流儀、会話術から死生観にいたるまで、「独断と偏見」にもとづいて縦横無尽に語りおろします。エンターテイナーとしての思考が明かされると同時に、実生活に役立つ働きかたの極意や現代を生きぬく知恵が凝縮。世代や性別を問わず、どのページを開いても人生のヒントが見つかる新しいかたちのバイブル的一冊です。

二宮和也著 集英社 1,100円(税込)

マスカレード・ライフ

ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が会場に現れる!?警視庁を辞め、コルテシア東京の保安課長となった新田浩介が、お客様の安全確保を第一に、新たな活躍をみせる最新作。シリーズ絶好調、累計550万部突破!

東野圭吾著 集英社 2,200円(税込)

栞と嘘の季節

高校で図書委員を務める堀川と松倉は、返却本のなかにトリカブトの花の栞を見つける。密かに持ち主捜しをはじめるが、同級生の女子・瀬野に栞を奪われ、焼き捨てられてしまう。これにて幕引きかと思われたその翌日、男性教師が中毒に倒れた。次から次へと現れる猛毒の栞―誰が何の目的で作っているのか。そして、瀬野は何を隠しているのか。殺意の奥にある切実さが胸を打つ、青春ミステリ長編。

米澤穂信著 集英社 990円(税込)

ハヤブサ消防団

東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の消防団に勧誘され、迷った末に入団した太郎だったが、のどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知り―。連続放火事件に隠された驚愕の真実とは?地方の小さな町を舞台にした、池井戸作品初の“田園”小説として話題を呼んだ、珠玉のミステリ。第36回柴田錬三郎賞受賞作。

池井戸潤著 集英社 1,320円(税込)

マスカレード・ゲーム

溶接加工会社勤務の入江悠斗が、何者かに刃物で胸を刺されて死んだ。悠斗は17歳のときに傷害事件を起こしていた。事件を担当する捜査一課の新田はかつての先輩警官・本宮、女性エリート警部・梓、その部下として働く能勢の捜査報告から、別の二件の殺人事件との関連性を疑う。そしてそれぞれの事件の容疑者が「あのホテル」に宿泊することが判明。新田は三度、潜入捜査を開始する―。

東野圭吾著 集英社 990円(税込)

チンギス紀 4 遠雷

テムジンと盟友のジャムカは共闘してメルキト族のトクトアの軍勢に痛撃を与えた。その後、ジャムカはケレイト王国のジャカ・ガンボの姪フフーを妻に娶り、テムジンのもとには南から蕭源基らが訪れて再会を果たす。トオリル・カンはメルキト族との闘いを決意し、二万の軍を召集する。テムジンとジャムカはその軍勢に加わり先鋒を任されることになったが、戦いは衝撃的な結末を迎え…。

北方謙三著 集英社 935円(税込)

初心の業 ボーダーズ4

プライベートと仕事の狭間で悩む中間管理職の綿谷刑事。故郷の事件が大きな犯罪と結びつき……。警視庁の刑事チームSCUの活躍。大人気シリーズ第4弾

堂場瞬一著 集英社 1,155円(税込)

地面師たち

ある事件で妻子を亡くした拓海は、大物地面師・ハリソン山中のもとで不動産詐欺を行っていた。次に狙うのは市場価値100億円という前代未聞の物件。一方、定年間近の刑事・辰は、彼らを追ううちにハリソンが拓海の過去に関わっていたことを知る。一か八かの詐欺取引、難航する捜査。双方の思惑が交錯した時、衝撃的な結末が明らかに―。圧倒的なリアリティーで描く、新時代のクライムノベル。

新庄耕著 集英社 814円(税込)

これは経費で落ちません! 経理部の森若さん12

ちゃくちゃくと結婚に向けて準備を進める、沙名子と太陽。名字はジャンケンで“森若”にすることになったけれど、それ以外にも世帯主、本籍地、新居、子供など、話し合わなければならないことは山積みだ。社内の既婚女性たちの家庭事情もいろいろと耳に入ってきて悩ましい。そしてそんな間も仕事は待ってくれない。業務効率向上のためのデジタル化も始まり…?「愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」

青木祐子著 集英社 693円(税込)