警察が成果を示すために、優莉匡太の実子である伊桜里を逮捕しようとしていることを亜樹凪から伝えられた瑠那。伊桜里の住む施設を訪ね、3人で警察からの逃亡を図る。一方、日登美たち優莉匡太半グレ同盟は総理官邸の機能を乗っ取ることに成功する。矢幡総理を含む閣僚たちは外部とも連絡が取れず、官邸内で身動きの取れない状況に置かれる。優莉匡太半グレ同盟の狙いとは。矢幡政権に大きな危機が迫る、手に汗握る22巻。

株式会社 山田快進堂
警察が成果を示すために、優莉匡太の実子である伊桜里を逮捕しようとしていることを亜樹凪から伝えられた瑠那。伊桜里の住む施設を訪ね、3人で警察からの逃亡を図る。一方、日登美たち優莉匡太半グレ同盟は総理官邸の機能を乗っ取ることに成功する。矢幡総理を含む閣僚たちは外部とも連絡が取れず、官邸内で身動きの取れない状況に置かれる。優莉匡太半グレ同盟の狙いとは。矢幡政権に大きな危機が迫る、手に汗握る22巻。
フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。しかし、書籍化企画を通すには『オカルトヤンキーch』のチャンネル登録者数は心許ない。企画内容で勝負するべく、過去に動画で取り上げた心霊スポットの追加取材を行うことに。池田と小林はネットなどで集めた情報をもとに、読者が喜びそうな考察をでっちあげていく--。 (『オカルトヤンキーch』ファンブックより一部抜粋)『変態小屋の真相判明!』もともと変態が盗撮した写真のコレクションを保管するための場所ではないかという噂で有名だった当スポットだが、我々の追加取材によりここが実は全く別の目的で使われていたことが判明。さらに動画内に映っていた一枚の写真が、とある女性の自殺直前に撮られたものであることを突き止めた。この写真に写った女性について、次項で詳しく考察していく--。
週刊誌の編集部を襲撃し、テレビ局を占拠した日登美たちは、優莉匡太への批判を封じる言論弾圧を実施した。矢幡政権の方針のもと、同級生の身の安全を守るために瑠那と伊桜里、そして凜香の3人はとある無人島に隔離されて授業を受けることになる。不満を覚えつつも学校代わりの建物を探索する3人のもとに予期せぬ来訪者が現れる―。突如として開催された林間学校。国家を揺るがす激しい戦闘が幕を開ける、衝撃の20巻!
芦屋の定食屋・ばんめし屋で働く元俳優の海里は、休みの日に作家・淡海五朗の家で朗読の練習に励んでいる。演じることの楽しさに気づき、淡海の創る物語を表現するため懸命だ。ある日の帰り、海里は淡海の屋敷の前で、大きな黒い犬に出会う。犬はまるで海里たちを導くようにある家へと向かい、海里たちはそこで悲しい現実に直面する。そして「マヤ」と名付けられた犬の周りで不思議な出来事が…。犬も主役の記念すべき第20弾!
時は江戸。作事奉行・上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、度々現れる男に畏れ慄き、死病に憑かれたように伏せっていた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその男・萩之介は、この世に居るはずのない男だった--。この騒動を知った監物は、過去の悪事と何か関りがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、憑き物落としを行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。謎に秘された哀しき真実とは? 歌舞伎の舞台化のために書き下ろされた、長編ミステリ。
江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を喰い尽くした“ひとでなし”という化け物の話だった。どこから読んでも面白い!宮部みゆき流の江戸怪談。
信長に叛逆した荒木村重と囚われの黒田官兵衛。謎解きと劇的人間ドラマ。本能寺の変より約三年前。信長に叛逆し籠城した荒木村重は城内で発生する怪事件に悩まされる。人質の不審死、旅僧の殺害、裏切り者の影――。村重は幽閉した織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう命じるが――。
第12回 山田風太郎賞受賞
第166回 直木賞受賞
三十歳を目前に婚約した千鶴は、自分への恋心を隠し続ける親友の響貴に告白させるため、秘密の計画を立てていた。願いはひとつ。彼が想いを引きずらず、前に進めるようになること。大人のやることとは到底思えないアイデアに呆れつつも、学生時代からの共通の友人・果凛が協力してくれることになったが、“告白大作戦”は予想外の展開を見せ―。ものわかりのいい私たちを揺さぶる、こじれまくった恋と友情!!大人げない大人たちの青春“再始動”小説!
米崎地検の検事・佐方貞人の事務官を務める増田陽二。高校時代の柔道部の恩師の告別式で、旧友の伊達と再会した増田は、マネージャーだった木戸と3人でその夜旧交を温める。増田にとって、伊達は柔道をやめずに済んだ恩人であり、ヒーローだった。だが、大阪で警察官になったという伊達には、ある秘密があった…(「ヒーロー」)。「佐方貞人」シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、著者初のオムニバス短編集。
大学に通う清霞は、学業の合間に対異特務小隊の任務を請け負っている。その優秀さから五道隊長と光明院副隊長にしつこく隊に勧誘され辟易していた。そんな中、伝説の異形・土蜘蛛が現れて―軍人としての清霞の原点が明らかに(「霖雨がやむとき」)。夫婦となった美世と清霞は、葉月の勧めで休養のため久堂家本邸に泊まることに。激動の日々を乗りこえたふたりにようやく甘く優しい時間が訪れる(「愛の証」)。「わたしの幸せな結婚」はじまりの物語とこれからを描く、珠玉の短編集。