一文字助真

豊後国日出藩に生を享け、厳しい剣の修行に明け暮れ生きる若侍、猪俣小次郎。道場破りがもたらした思いがけない死をきっかけに、愛刀一文字助真を携え孤独な剣術修行の旅に出た。道中で出会った姉を捜す少女・薫子と小次郎はともに江戸吉原に辿り着くが―。若者たちが己の力で試練を乗り越え、未来を切り開こうとする。その先に見出されるふたりの「夢」の形とは。

佐伯泰英著 光文社 946円(税込)