大河の一滴 最終章

常に、再生の希望はある。少年時代の引揚体験、自死への欲求、思いがけない病の宣告…。あえて、大河の流れに逆らうことを決意した、告白的人間論。

五木寛之著 幻冬舎 1,980円(税込)

【岡山の作家】新刊入荷しました

細川敬司著「タイ料理ウボンにようこそ」(文芸社)入荷しました。
主人公が旅行先で出会ったタイ人の女性に抱く、淡く切ない恋の行方。不器用ながらも、息子の幸せを願いつつ、タイ料理に目覚めていく両親。愛情と友情の間で悩み苦しみながら成長を遂げていく主人公。そして筆者がタイ駐在時に見た「微笑みの国」の真の姿。これが全編を通して叙情的に描かれる。感動的なドラマであるとともに、読めば本当のタイが見えてくる1冊。

著者プロフィール 細川敬司
1960年 岡山市生まれ。1984年 慶応義塾大学経済学部卒業。同年、中国銀行入行。調査部(岡山経済研究所)在籍中に、地場産業調査などを担当。17年勤務の後、岡山市内の自動車部品メーカーに転職。4年間海外営業を担当後、1年間タイ現地法人に転勤。現在、岡山市内の行政機関に勤務するかたわら、小説の執筆をしている。

クスノキの番人

不当解雇の腹いせに罪を犯し、逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、命令に従うなら釈放すると提案があった。その命令とは……。

東野圭吾著 実業之日本社 990円(税込)

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上下

謎の空間でひとり目覚めた男は、徐々に記憶を取り戻していく。いま地球は太陽エネルギーを食らう生命体アストロファージにより滅亡の危機に瀕していること、自分が人類の総力を結集した救済計画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の選抜メンバー、ライランド・グレースであり、ここが宇宙船内だということを…空前絶後の不可能ミッションへの挑戦を描く極限のエンターテインメント!ライアン・ゴズリング主演、映画化原作。

アンディ・ウィアー著 早川書房 1,650円(税込)
アンディ・ウィアー著 早川書房 1,650円(税込)

よき時を思う

東京・東小金井にある、四合院造りという珍しい中国建築に暮らす金井綾乃。ある日、実家の母から、祖母・徳子の九十歳を祝う「晩餐会」の知らせが届く。出征が決まった青年との結婚、十六歳の日に下したある決断、そしてなぜ自ら豪華絢爛な晩餐会を開くに至ったのか。綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る。よき時―それは過去ではなく未来のこと。人生の真価に触れる長編小説。

宮本輝著 集英社 1,034円(税込)

タイ料理ウボンにようこそ

舞台は日本とタイ。男女の距離、親子の距離、親友との距離。物語の進行とともに、これらの距離が確実に縮まっていく。そして、爽やかな余韻を残して物語は感動の終幕を迎える。

細川敬司著 文芸社 770円(税込)

生きとるわ

公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。しかし、高校時代の仲間だった横井に五百万円を貸したことから、その人生は狂い始める。横井は他の仲間たちからも借金を重ねたあげく、姿をくらましていた。阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、岡田は大阪・道頓堀で偶然横井と再会する。貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまっていく―

又吉直樹著 文藝春秋 2,200円(税込)

神の蝶、舞う果て

降魔士の少年・ジェードは、神と魔物、光と闇が共に宿っているとされる、神聖でありながらも恐ろしい聖域〈闇の大井戸〉で、魔物から聖なる蝶を守る役目を負って暮らしていた。ある日、ジェードの相棒である少女・ルクランが、聖なる蝶が舞い上がってくることを知らせる〈予兆の鬼火〉に触れる事件が起きる。他の降魔士たちと違い、なぜか、〈予兆の鬼火〉に激しく反応してしまうルクランは、聖域を守る者のなかで波紋を呼んでいた。自分がなぜ、そんな反応をするのかを知りたいと願うルクランと、ルクランを守りたいと思うジェード。それぞれの思いをよそに、ふたりは壮大で複雑な運命の糸に絡め取られていく。

上橋菜穂子著 講談社 1,980円(税込)

時の家

2025年 第47回 野間文芸新人賞受賞
2025年 第174回 芥川賞受賞

青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。

鳥山まこと著 講談社 2,090円(税込)