BLANK PAGE 空っぽを満たす旅

母・樹木希林と父・内田裕也をたてつづけに喪った。虚しさ、混乱、放心状態、ブラックホール…人生の核心的登場人物を失い空っぽになった私は人と出会いたい、と切望した。5年間の心の旅路を映す“対話”エッセイ。

内田也哉子著 文芸春秋 1,760円(税込)

【ワーク】コラボイベント開催中です

「大人の教科書ワーク」と「逆転裁判456」がコラボし学び直しをサポート。
購入者限定プレゼントやフォロー&リポストでオリジナルアクリルキーホルダーが当たるキャンペーンなど開催中です。文理より各1,430円(税込)好評発売中です。

滅びの前のシャングリラ

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。

凪良ゆう著 中央公論新社 902円(税込)

陰からの一撃

昨年発生した新橋の社長殺しの容疑者が千葉で交通事故死した。警視庁捜査一課は特に不審な点は無い、と判断していたが、西川の自宅に宛名の書かれていない封筒が。そこには「真犯人は今も逃げている」、そして「追跡捜査係に情報を提供する」との文言が―。怪しいと感じながらも情報収集を優先し、夜の晴海ふ頭を一人で訪れた西川。だがそこに…!西川に魔の手が迫る、緊迫のシリーズ第十二弾!書き下ろし長編警察小説。

堂場瞬一著 角川春樹事務所 902円(税込)

ある閉ざされた雪の山荘で

俳優志願の男女7名が演じた殺人劇の結末は豪雪に見舞われ孤立した山荘という設定で、早春の乗鞍高原のペンションに集まった俳優志願の若き男女7名。演技のはずの殺人劇の中で仲間が消え、恐怖の結末が!

東野圭吾著 講談社 693円(税込)

ともぐい  ★直木賞受賞作品

死に損ねて、かといって生き損ねて、ならば己は人間ではない。人間のなりをしながら、最早違う生き物だ。明治後期、人里離れた山中で犬を相棒にひとり狩猟をして生きていた熊爪は、ある日、血痕を辿った先で負傷した男を見つける。男は、冬眠していない熊「穴持たず」を追っていたと言うが…。人と獣の業と悲哀を織り交ぜた、理屈なき命の応酬の果ては―令和の熊文学の最高到達点!!

河崎秋子著 新潮社 1,925円(税込)

八月の御所グラウンド ★直木賞受賞作品

女子全国高校駅伝―都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会―借金のカタに、早朝の御所Gでたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは―人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。

万城目学著 文芸春秋 1,760円(税込)

陰流苗木 芋洗河岸1

神田明神下にある一口長屋に、妻子連れの侍が流れ着く。藩を食いつめ美濃を出てきた、その名は小此木善次郎。職業なし、金もなし、どこかとぼけたこの侍、じつは剣の達人と知れる。親切な住人や大家が揃う一口長屋に溶け込む一家だったが、長屋には隠された秘密があると知れ、善次郎はやがてその秘密と謎の渦に巻き込まれていく―。手に汗握る新シリーズ開幕!

佐伯泰英著 光文社 858円(税込)

恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次二十六

江戸・三十間堀の小さな町道場が、怪しい証文を盾にした男たちから狙われている。道場主と孫娘の愛を救うため、十八歳の駿太郎は名を秘して入門する。親分や読売屋と協力して活躍する息子を見守るおりょう、隠居を考える小籐次。しかし親子への挑戦状が―伊勢まいりが大流行する中、あの鼠小僧も登場!?恋と勝負と涙の感動作。

佐伯泰英著 文藝春秋 869円(税込)

外科医、島へ 泣くな研修医6

半年の任期で離島の診療所に派遣された、三一歳の外科医・雨野隆治。島ではあらゆる病気を診なければならず、自分の未熟さを思い知る。束の間の息抜きを楽しんだ夏祭りの夜に、駐在所の警官から電話が。それは竹藪で見つかった身元不明の死体を検死してほしいという依頼だった―。現役外科医が生と死の現場をリアルに描く、シリーズ第六弾。

中山祐次郎著 幻冬舎 693円(税込)