首都 岡山

 東京一極集中の是正、近づく東京直下型地震、南海トラフ地震。ますます、「新しい日本の形」「首都岡山」が必要となっています。  なぜ岡山か、なぜ吉備高原か。   ◎岡山の魅力。吉備高原の魅力。   ◎日本の形を変える必要性。巨大地震は近い。   ◎日本独自の新しい首都の形を。   ◎首都岡山の実現。  読み終わるころには夢物語ではない、と思うに違いありません。

高嶋哲夫著  風企画   1,320円(税込)

雷神

埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。昭和の終わり、藤原家に降りかかった「母の不審死」と「毒殺事件」。真相を解き明かすべく、幸人は姉の亜沙実らとともに、30年の時を経て、因習残る故郷へと潜入調査を試みる。すべては、19歳の一人娘・夕見を守るために…。なぜ、母は死んだのか。父は本当に「罪」を犯したのか。村の伝統祭“神鳴講”が行われたあの日、事件の発端となった一筋の雷撃。後に世間を震撼させる一通の手紙。父が生涯隠し続けた一枚の写真。そして、現代で繰り広げられる新たな悲劇―。ささいな善意と隠された悪意。決して交わるはずのなかった運命が交錯するとき、怒涛のクライマックスが訪れる。

道尾秀介著 新潮社 1,870円

戦乱中国の英雄たち

偽君子・劉備を主人公に、毒親・曹操、軍師・司馬懿、影武者・献帝らが成敗争奪する三国志。若き始皇帝・政が天下統一をめざして戦う『キングダム』。中国の歴史物の人気が原動力となって、戦乱中国を描く中国時代劇がいま多くの日本人を魅了している。手に汗握る興亡のドラマやサスペンス時代劇、美男美女の愛がせつない宮廷物やラブ史劇。ドラマに込められた歴史観や夢に迫りながら、教養としての中国史をやさしく解説。英雄たちが駆け抜けた戦乱の世、虚構と史実がせめぎ合う驚きの中国へ飛び込んでいくとしよう。

佐藤信弥著 中央公論新社 924円

コロナと無責任な人たち

パンデミックは人災だ!二〇二〇年一月に始まった新型コロナによるパンデミックは、戦後の平和ボケと馴れ合いを享受してきた日本のリーダーたちの本性を暴いた。また、畑違いの分野の素人がコロナ禍に乗じて根拠のないデマを声高に発信し、そのたびに国民の間で不信と分断が生まれた。本書では政治家、知識人たちの腐敗を抉り出し、知性なき国家の惨状を白日のもとに晒す。

適菜 収著 祥伝社 946円

みんなの買い物大全

今見直したい!食材の買いグセ

スーパーVS生協、まとめ買いVSちょこちょこ買い―あなたに合った「効率的」な買い方が、見つかる!

心地よい暮らし研究会著 ワニブックス 1,540円

推し、燃ゆ

第164回芥川龍之介賞受賞作 逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し??

宇佐見りん著 河出書房新社 1,540円(税込)

心淋(うらさび)し川

2020年第164回直木賞受賞

不美人な妾ばかりを囲う六兵衛。その一人、先行きに不安を覚えていたりきは、六兵衛が持ち込んだ張形に、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな女の子の唄を耳にする。それは、かつて手酷く捨てた女が口にしていた珍しい唄だった。もしや己の子ではと声をかけるが―(「はじめましょ」)他、全六編。生きる喜びと哀しみが織りなす、渾身の時代小説

西條奈加著 集英社 1,760円(税込)

滅びの前のシャングリラ

 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。

 

凪良ゆう著   中央公論新社  1,705円(税込)

灯台からの響き

本の間から見つかった、亡き妻宛ての古いハガキ。 妻の知られざる過去を追い、男は灯台を巡る旅に出る。 人生の意味を知る傑作長編。   地方紙連載、待望の書籍化!

 

 

宮本 輝著   集英社    2,090円(税込)