まほろ駅前狂騒曲

 

多田啓介と行天春彦――東京南西部最大の町「まほろ市」で便利屋稼業を営む2人の新たな案件は――子守とバスジャック? 映画化・ドラマ化もされ、シリーズ累計100万部を超える人気シリーズの第3弾は、物語史上最高のてんやわんやを迎えます。子供が嫌いな行天がいるのに事務所で4歳の女の子「はる」を預かることになった多田は、その後あろうことか行天が「はる」とともにバスジャックに巻き込まれたことを知らされます。さらには謎の団体・HHFAとまほろ駅前で対峙することになり、駅前は混沌の渦に――。シリーズ最大の興奮をぜひご堪能下さい。

 

三浦しをん著  文藝春秋  1785円(込)

 

 

 

 

たしなみについて

白洲正子のあまり知られない初期傑作の新書化。毅然として生きていく上で、今の老若男女にも有益な叡智がさりげなくちりばめられる。

 

白洲正子著   河出書房新社  798円(込)

 

 

 

 

 

 

 

生き方

 

充実の人生と成功の果実をもたらす、ゆるぎなき指針。二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業した著者が語りつくした、人生哲学の集大成。100万部突破

 

稲盛和夫著 サンマーク出版  1785円(込)

 

 

 

 

 

 

海賊とよばれた男 上、下

 

 

『永遠の0』の百田尚樹氏渾身の書き下ろし。敵は七人の魔女。英国海軍の包囲をかいくぐった日本人の実話をもとにした壮大な叙事詩。(下)も発売。

2013年 本屋大賞受賞

 

百田尚樹  講談社  各1680円(込)

 

 

 

 

想像ラジオ

 

耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず。ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、コウベ、トウホク…。生者と死者の新たな関係を描いた世界文学の誕生。

 

 

 

いとうせいこう著  河出書房新社  1470円(込)

置かれた場所で咲きなさい

 

 

第1章 自分自身に語りかける(人はどんな場所でも幸せを見つけることができる;一生懸命はよいことだが、休息も必要 ほか);第2章 明日に向かって生きる(人に恥じない生き方は心を輝かせる;親の価値観が子どもの価値観を作る ほか);第3章 美しく老いる(いぶし銀の輝きを得る;歳を重ねてこそ学べること ほか);第4章 愛するということ(あなたは大切な人;九年間に一生分の愛を注いでくれた父 ほか)

 

 

渡辺和子著 幻冬舎  1000円(込)

禁断の魔術師

 

『虚像の道化師 ガリレオ7』を書き終えた時点で、今後ガリレオの短編を書くことはもうない、ラストを飾るにふさわしい出来映えだ、と思っていた著者が、「小説の神様というやつは、私が想像していた以上に気まぐれのようです。そのことをたっぷりと思い知らされた結果が、『禁断の魔術』ということになります」と語る最新刊。「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4編収録。ガリレオ短編の最高峰登場。

東野圭吾著  文藝春秋  1470円(込)

 

 

 

 

 

 

楽園のカンヴァス

ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

原田マハ著  新潮社  1680円(込)

謎ときはディナーのあとで2

令嬢刑事麗子と風祭警部の前に立ちはだかる事件の数々。執事の影山は、どんな推理で真相に迫るのか。そして、「影山は麗子に毒舌をいつ吐くの?」「二人の仲は、ひょっとして進展するのでは?」「風祭警部は、活躍できるのか?」など、読みどころ満載な上に、ラストにはとんでもない展開が待っていた!?―。

東川篤哉著  小学館  1575円(込)