不審者

家族4人で平穏に暮らす里佳子の前に突然現れた1人の客。夫の秀嗣が招いたその人物は、20年以上音信不通だった秀嗣の兄・優平だと名乗る。しかし姑は「息子はこんな顔じゃない」と主張。不信感を抱く里佳子だったが、優平は居候することに。その日から不可解な出来事が続き…。家庭を侵食する、この男は誰なのか。一つの悲劇をきっかけに、すべての景色が一転する。緊迫のサスペンス&ミステリ。

井岡瞬著 集英社 836円(税込)

ふしぎ駄菓子屋銭天堂16

研究所の職員が紅子を装って、開発した駄菓子をばらまき、銭天堂の評判をおとしめる計画は、着々と進行していた。これを知った紅子は、この計画を阻止しようと、行動に出る。しかし、六条教授は、紅子の動きを完全に読んでいた……。そして、ついに紅子と六条教授の対決のときがせまる。

廣嶋玲子著 偕成社 990円(税込)

核兵器のない世界へ

第2次世界大戦後の保守本流の流れを汲み、また、被爆から75年という節目を迎えた
広島出身の政治家として、「核兵器のない世界」へ、未来に向けてどう取り組むか---
これからの日本が目指すべき姿を、岸田文雄氏が自ら書き下ろした渾身の1冊。

岸田文雄著 日経BP 1,760円(税込)

さよならも言えないうちに

「最後」があるとわかっていたのに、なぜそれがあの日だと思えなかったんだろう―。「君のおかげで僕が幸せだったことを、君に知っててほしかった」家族に、愛犬に、恋人に会うために過去に戻れる不思議な喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の男女の物語。

川口俊和著 サンマーク出版 1,540円(税込)

透明な螺旋

シリーズ第十弾。最新長編。 今、明かされる「ガリレオの真実」。 房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。 失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。 警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。 「愛する人を守ることは罪なのか」 ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。

東野圭吾著 文藝春秋 1,815円(税込)

久遠の檻 -天久鷹央の事件カルテ-

かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。十五年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。だが、検査をしようとした矢先、父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう…。ミイラ化した遺体。自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実とは?現役医師が描く医療ミステリー!

知念実希人著 新潮社 781円(税込)

ある男

弁護士の城戸はかつての依頼者・里枝から奇妙な相談を受ける。彼女は離婚を経験後、子供を連れ故郷に戻り「大祐」と再婚。幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が事故で命を落とす。悲しみに暮れるなか、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実が…。愛にとって過去とは何か?人間存在の根源に触れる読売文学賞受賞作。

平野啓一郎著 文藝春秋 902円(税込)

むかしむかしあるところに、死体がありました。

昔ばなしが、まさかのミステリに!「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さまご存じの“日本昔ばなし”を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解いたまったく新しいミステリ。「え!なんでこうなるの?」「なんと、この人が…」と驚き連続の5編を収録。数々の年間ミステリにランクイン&本屋大賞ノミネートを果たした話題作、待望の文庫化。

青柳碧人著 双葉社 704円(税込)

下町ロケット ゴースト

佃航平率いる下町の中小企業・佃製作所は、幾多の困難や倒産の危機を乗り越えてきた。しかし、またしてもかつてない壁が立ちはだかる。絶対絶命のピンチの中、佃が打ち出す新たな一手とは。大人気シリーズ第3弾!

池井戸潤著 小学館 880円(税込)