高峰秀子の流儀

なぜここまで己に厳しくなれるのか?その暮らしに貫かれた生き方の美学。動じない。求めない。甘えない。媚びない……。不世出の名女優、高峰秀子の研ぎ澄まされた感性と心の内にあるものを、唯一側にあることを許された著者が、高峰の肉声を交えながら鋭く描く。何が醜くて何が美しいか。何が本物で何が偽りか。まもなく86歳を迎える彼女の日々の中にその答えがある。写真多数、本人による寄稿文も付す。

斉藤明美著  新潮社 1680円(込み)

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