高家表裏譚 6 陰戦(いんとう)

京に近衛基煕を訪ねた吉良三郎義央は、近衛家を陥れようとする弾正尹らの陰謀に巻き込まれた。屋敷検めを一度は排除したものの、さらなる危機が三郎たちに襲いかかる。だが、近衛家が襲われたことを知った後水尾上皇は、自ら敵と対峙することを決意し、三郎たちと合流するのだった。一方、三郎の父・義冬は、三代将軍家光の弟で会津藩主の保科肥後守に突如呼び止められた。保科は、三郎に嫁を娶らせるよう命じるが…。

上田秀人著 KADOKAWA 792円(税込)