投稿日: 2023年2月6日2023年2月6日 投稿者: 山田快進堂荒地の家族 元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点なのか―。あの災厄から十年余り、生活も仕事道具も攫われ、妻を喪った男はその地を彷徨い続けた。仙台在住の書店員作家が描く、止むことのない渇きと痛み。第168回芥川賞受賞。 佐藤厚志著 新潮社 1,870円(税込)