すえずえ

な、なんと、病弱若だんなが遂に嫁取りだってぇ!? お相手は、いったい誰なの~? 上方で大活躍した若だんなの評判を聞きつけ、仲人たちが長崎屋に押しかけてきちゃった! けれど結婚したら、仁吉や佐助、妖たちとはお別れかもしれない。幼なじみの栄吉にも何かあったみたいだし……。いつまでも、皆で過ごすこの日々が続くと思っていたのにな――ハラハラな新展開にドキドキのシリーズ第13弾!

 

畠中 恵著    新潮社   1512円(込)

 

 

 

窓から逃げた100歳老人

 

お祝いなんてまっぴらごめん!100歳の誕生日パーティの当日、アラン・カールソンは老人ホームの窓から逃走した。ひょんなことからギャング団の大金を奪ってしまい、アランの追っ手は増えていく。けれども、当の本人はなるようになるさとどこ吹く風。それもそのはず、アランは爆弾つくりの専門家として、フランコ将軍やトルーマン、スターリン、毛沢東ら各国要人と渡り合い、数々の修羅場をくぐり抜けてきた過去の持ち主だったのだ。20世紀の歴史的事件の陰にアランあり!過去と現在が交錯するなか、次々展開するハチャメチャ老人の笑撃・爆弾コメディ、日本初上陸!

ヨナス・ヨナソン著  西村書店  1620円(込)

 

 

 

 

 

首都崩壊

国土交通省の森崎は、東都大学地震研究所の前脇から、マグニチュード8クラスの東京直下型地震が想定より大幅に早く発生するという予測データを示される。その翌日、今度はアメリカ留学時代に親友となったロバートが大統領特使として来日し、東京直下型地震による経済損失が112兆円にも及び、1929年の世界大恐慌を遙かにしのぐ被害を引き起こすというレポートを突きつけてきた。右往左往する森崎、そして日本政府。人類未曾有の危機を回避する手段はあるのか。模索し始めたとき、震度6弱の地震が東京を襲った。地震規模が予測を下回っていたことに安堵する森崎。だが、この地震は首都崩壊への序曲にすぎなかった…。

 

高嶋哲夫著  幻冬舎  定価 1700円+税

 

 

面倒だから、しよう

 

小さなことこそ、心をこめて、ていねいに。幸せは、いつもあなたの心が決める。120万部突破のベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』待望の第二弾。

 

渡辺和子著 幻冬舎   定価 952円+税

ロスジェネの逆襲

ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た―。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!

池井戸 潤著   ダイヤモンド社   1575円(込)

まほろ駅前狂騒曲

 

多田啓介と行天春彦――東京南西部最大の町「まほろ市」で便利屋稼業を営む2人の新たな案件は――子守とバスジャック? 映画化・ドラマ化もされ、シリーズ累計100万部を超える人気シリーズの第3弾は、物語史上最高のてんやわんやを迎えます。子供が嫌いな行天がいるのに事務所で4歳の女の子「はる」を預かることになった多田は、その後あろうことか行天が「はる」とともにバスジャックに巻き込まれたことを知らされます。さらには謎の団体・HHFAとまほろ駅前で対峙することになり、駅前は混沌の渦に――。シリーズ最大の興奮をぜひご堪能下さい。

 

三浦しをん著  文藝春秋  1785円(込)

 

 

 

 

たしなみについて

白洲正子のあまり知られない初期傑作の新書化。毅然として生きていく上で、今の老若男女にも有益な叡智がさりげなくちりばめられる。

 

白洲正子著   河出書房新社  798円(込)

 

 

 

 

 

 

 

生き方

 

充実の人生と成功の果実をもたらす、ゆるぎなき指針。二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業した著者が語りつくした、人生哲学の集大成。100万部突破

 

稲盛和夫著 サンマーク出版  1785円(込)

 

 

 

 

 

 

海賊とよばれた男 上、下

 

 

『永遠の0』の百田尚樹氏渾身の書き下ろし。敵は七人の魔女。英国海軍の包囲をかいくぐった日本人の実話をもとにした壮大な叙事詩。(下)も発売。

2013年 本屋大賞受賞

 

百田尚樹  講談社  各1680円(込)

 

 

 

 

想像ラジオ

 

耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず。ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、コウベ、トウホク…。生者と死者の新たな関係を描いた世界文学の誕生。

 

 

 

いとうせいこう著  河出書房新社  1470円(込)