奥右筆、七代将軍生母の月光院にまで楔を打ち込んできた惣目付の水城聡四郎。暮政改革を進めんとする将軍吉宗とその腹心聡四郎の前に、次に立ちはだかったのは目付だった。老中、大名家すらも監禁してきた江戸城中最大の権力に対して、聡四郎は手を打てるのか。そして、聡四郎にまたも危難が―。「惣目付」シリーズ、誰も書いたことのない激闘が詰まった第四弾。

株式会社 山田快進堂
奥右筆、七代将軍生母の月光院にまで楔を打ち込んできた惣目付の水城聡四郎。暮政改革を進めんとする将軍吉宗とその腹心聡四郎の前に、次に立ちはだかったのは目付だった。老中、大名家すらも監禁してきた江戸城中最大の権力に対して、聡四郎は手を打てるのか。そして、聡四郎にまたも危難が―。「惣目付」シリーズ、誰も書いたことのない激闘が詰まった第四弾。
「朝五時。渋谷、宮益坂上」。その9文字が、良井良助の人生を劇的に変えた。飛び込んだのは映像業界。物語と現実を繋げる魔法の世界にして、ありとあらゆる困難が押し寄せるシビアな現場。だがそこにいたのは、どんなトラブルも無理難題も、情熱×想像力で解決するプロフェッショナル達だった!有川ひろが紡ぐ、底抜けにパワフルなお仕事小説。
「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」人里離れた施設に暮らし、予言者と恐れられる老女は、その日訪ねた葉村譲と剣崎比留子ら九人に告げた。直後、彼らと外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちて脱出不可能に。予言通りに一人が命を落とし、さらに客の女子高生が予知能力者と判明して慄然とする葉村たち。残り48時間、死の予言は成就するのか。ミステリ界を席捲したシリーズ第2弾!
玉鴬は、蝗害は異民族のせいで起きたと憤る民を鎮める名目で、砂欧に戦争を仕掛けようとしていた。壬氏は戦を避けようと頭を悩ませていたが、玉鴬の暗殺という思わぬ形で戦を回避することになる。しかし、領主代行を失った西都の舵を取る者がいない。壬氏は、いやいやながら西都の政務を執ることになった。猫猫は、心身ともに疲弊する壬氏を気遣いながら、怪我人や病人を診る日々を送っていた。そんなある日、壬氏は、領主代行だった玉鴬の息子たちを、西都のために後継者として政治を教え、育成してほしいと頼まれる。しかし、玉鴬の長男・鴟梟はどうしようもない無頼漢であった。他の二人も後継者教育を受けたことなどないことがわかり、猫猫は頭を抱えてしまうのだが―。
身に覚えのない罪で投獄された清霞。彼と離ればなれになった美世は、清霞を助けるために一人で軍本部へと向かう。しかし目的地に着いたその時、彼女の袖を引く者がいた。振り返った美世が見たのは、清霞そっくりの美少年。彼は清霞の式だという。式に強引に連れ帰られた美世は、薄刃の家で態勢を調えて出直すことを決める。すべては清霞と再会するため、美世は自力で道を切り開いていく。そして迎えた甘水との決戦は―。これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
つれあいの薬草師タンダと草市を訪れた女用心棒バルサは、二十年前、共に旅した旅芸人サダン・タラムの一行と偶然再会する。魂の風をはらむシャタ“流水琴”を奏で、異界“森の王の谷間”への道を開くサダン・タラムの若い女頭エオナは、何者かに狙われていた。再び護衛を頼まれたバルサは、養父ジグロの娘かもしれないと気づいたエオナを守るため、父への回顧を胸にロタ王国へと旅立つが。
僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件に告白を受け入れるという。そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ―僕は知る。「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れるの。一日にあったこと、全部」日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかし、それは突然終わりを告げ…。
頭成の湊に着き、森藩の国家老・嶋内と商人・小坂屋の不穏な結びつきを知った小籐次は、ある過去の出来事を思い出した。一方、瀬戸内海の旅を経て新技「刹那の剣」を生み出した駿太郎は、剣術家としての生き方を問うべく大山積神社での勝負に臨む―。森城下を目指す参勤の一行を難所・八丁越で待ち受ける十二人の刺客とは!
記憶の片隅に残る、しかし、覚えていない「夢」。自分は何かと戦っている?―製菓会社の広報部署で働く岸は、商品への異物混入問い合わせを先輩から引き継いだことを皮切りに様々なトラブルに見舞われる。悪意、非難、罵倒。感情をぶつけられ、疲れ果てる岸だったが、とある議員の登場で状況が変わる。そして、そこには思いもよらぬ「繋がり」があり…。伊坂マジック、鮮やかなる新境地。
僕が使者だと打ち明けようか―。死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。「代理」で頼みに来た若手俳優、歴史の資料でしか接したことのない相手を指名する元教員、亡くした娘を思う二人の母親。切実な思いを抱える依頼人に応える歩美だったが、初めての迷いが訪れて…。心揺さぶるベストセラー、待望の続編!