生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ

東京から新横浜へと向かう新幹線、移植のための心臓を運んでいたコーディネーターが襲撃され、臓器が奪われた。さらに、同様の事件が天医会総合病院でも発生する。心臓、肺、肝臓、腎臓。生命のリレーの最中、踏みにじられる死者たちの遺志。いったい誰が、何の目的で?天久鷹央は真相解明に乗り出すが、その動機は思いもよらぬものだった…。現役医師が描く本格医療ミステリ!

知念実希人著 新潮社 693円(税込)

怪盗フラヌールの巡回

亡き父親の正体は大怪盗だった―!?長男の「ぼく」は、傷ついた弟妹と愛する乳母のため二代目怪盗フラヌールを襲名。持ち主にお宝を戻す“返却活動”を開始する。次なる標的は、天才研究者が集う海底大学。忍びこめたかと思いきや、初代怪盗フラヌールを唯一捕らえたベテラン刑事と、新世代の名探偵が立ちはだかり、不可能犯罪まで発生!二代目怪盗フラヌールは、数多の謎を解き明かし、任務を完遂できるのか!?衝撃の怪盗ミステリー、ここに開幕!

西尾維新著 講談社 1,760円(税込)

おいしいごはんが食べられますように

2022年 第167回 芥川賞受賞
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。

高瀬隼子著 講談社 1,540円(税込)

【児童書】お仕事図鑑2022

医師・弁護士・警察官からアイドル・声優・Youtuberなど小中学生向けの「なりたい!」が見つかる図鑑を多数取り揃えております。朝日新聞出版『おしごと年鑑2022』には実際の製造工場内部の写真や各企業のインタビューが掲載されており、情報量も豊富でオススメです。

落日

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された―新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった…令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。

湊かなえ著 角川春樹事務所 858円(税込)

探偵はもう、死んでいる。 7

探偵と助手の目も眩むような冒険譚はかつて上空一万メートルで始まった。依頼人を助け、事件を解決し、強大な敵と戦う、世界を股にかけた旅。それは探偵の死で終わりを迎えた。―だが一年後、終わった筈の物語は一人の少女の激情で再び動き出す。

二語十著 KADOKAWA 726円(税込)

アキラとあきら 上

小さな町工場の息子・山崎瑛。そして、日本を代表する大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。同じ社長の息子同士でも、家柄も育ちもまったく違うふたりは、互いに宿命を背負い、運命に抗って生きてきた。強い信念で道を切り拓いてきた瑛と、自らの意志で人生を選択してきた彬。それぞれの数奇な運命が出会うとき、逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。

池井戸潤著 集英社 638円(税込)

22世紀の民主主義

民主主義が意識を失っている間に手綱を失った資本主義は加速している―私たちはどこを目指せばいいのか?人類は世の初めから気づいていた。人の能力や運や資源はおぞましく不平等なこと。

成田悠輔著 SBクリエイティブ 990円(税込)

月が導く異世界道中 18

辺境都市ツィーゲの独立計画に巻き込まれてしまった深澄真です。ある日僕は、この独立計画に手を貸すローレル連邦の重鎮から、防衛戦に長けた強力な傭兵団の話を聞かされる。その名も『ピクニックローズガーデン』。ツィーゲ防衛の核とするために、この楽しげな名前の傭兵団の協力を仰ぐべく、僕らはローレル第二の都市カンナオイへと向かう。しかし、この世界にやって来た日本人を祖先とする『賢人』を特別視するローレルの人々が、僕らを放っておくはずもなく…。

あずみ圭著 アルファポリス 1,320円(税込)

【SDGs・児童書】

子ども向けのSDGsに関する書籍が多数入荷しています。イラストも多くわかりやすく解説してありますので子どもはもちろん大人でもSDGsを知るきっかけにおすすめです。