魔力の胎動

自然現象を見事に言い当てる不思議な力。君はいったい何者なんだ?『ラプラスの魔女』前日譚。

 

東野圭吾著    KADOKAWA          1,620円(込)

あなたはそのままで愛されている

つらい時、生き方に迷う時、気持ちが前向きになる言葉。遺品から見つかった原稿と「最期の日々」の奇跡を収録。

 

 

渡辺和子著   PHP研究所    1,188円(込)

日本史の内幕

西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった―日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解説し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!

磯田道史著    中央公論社    907円(込)

漫画君たちはどう生きるか

旧制中学校に通う15歳の少年コペル君、本名は本田潤一。二年前に銀行の重役であったお父さんを亡くし、今は郊外の小ぢんまりとした家に母親とお手伝いさんと暮らしている。 コペル君はある時、家によく遊びに来る母の弟である叔父さんから一冊のノートを渡される。そこには過去に、叔父さんや友人と話したり、考えたりした、さまざまな出来事が記され、それに対する叔父さんからのメッセージが綴られていた。 天文学、化学、物理学、経済学、英雄譚……叔父さんとの対話を続けるうち、コペル君はものの見方や貧困、差別といった社会の構造、人間関係について学ぶ。 そして、親友たちとの間に“ある事件”を起こしたコペル君は「どう生きるか」について深く問いかけられることになる。

吉野源三郎 原作  羽賀翔一 画    マガジンハウス   1,404円(込)

おらおらでひとりでいぐも

74歳、ひとり暮らしの桃子さん。夫に死なれ、子どもとは疎遠。新たな「老いの境地」を描いた感動作!圧倒的自由!賑やかな孤独!63歳・史上最年長受賞、渾身のデビュー作!第54回文藝賞受賞作

 

若竹千佐子著   河出書房新社   1,296円(込)

足で歩いた頃のこと

若き放浪の日々をつづる表題エッセイほか、2010年代の作品を中心とした詩画63点およびエッセイ16篇を所収。

星野富弘著   偕成社   1,728円(込)

劇場

演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った―。『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。夢と現実のはざまにもがきながら、かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説。

 

又吉直樹著   新潮社  1,404円(込)

置かれた場所で咲いた渡辺和子シスターの生涯

「人間に上下はありません。しかし、人格に上下はあります」2・26事件、大失恋、ルルドの泉、マザー・テレサ…2016年12月30日に、すい臓がんで89歳の生涯を閉じたシスターの思い出を、30年以上にわたり“名誉息子”として心の交流を重ねてきた著者が語り尽くす。

 

保江邦夫著   マキノ出版  1,404円(込)

ツバキ文具店

 

ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします。

 

小川 糸著   幻冬舎  1,512円(込)

アキラとあきら

零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。

池井戸 潤著   徳間書店   1,080円(込)